コットンは、世界の耕作地の2〜3%を使用して栽培されており、2億5千万人もの人々の収入源となっています。ですが現在のコットン生産のやり方では、未来の環境に深刻な問題をもたらしてしまいます。
1枚のTシャツを作るのに必要な水の量は2,700リットル。一人の人間が3年間必要とする水の量に匹敵します。
一般的なコットン栽培には、他のどの農作物よりも多い量の農薬が使用され、その量は世界の使用量の15%にも及びます。農薬の影響は毎年何千人もの若い農業従事者の死亡の原因にもなっています。
世界のあちこちで、様々な団体が農業におけるサスティナビリティ(=持続性)のための解決策を提案しています。殺虫剤を使用せずに生産性を保てる様、水を節約する灌漑技術や大地の栄養管理の見直しを勧めたり、又はフェアトレードや労働規制の改善を通して生産者達の団結をサポートする団体もあります。
BCI*(ベターコットンイニシアチブ)は、サスティナブルなコットン生産を目指し、生産者達へトレーニングを提供し、環境的、社会的、そして経済的により責任を持った生産へ導く様、包括的な活動をしています。
BCIは、”ベターコットン”をサスティナブルな主要産物として推進し、世界のコットン業界の変革を目指しています。これを達成する為に彼らは、生産者から小売業者までのコットン業界の複雑な流通機構に関与する様々な事業者に対し、サスティナブルコットンの重要性の認識を高める様働きかけています。
アルベッタでは、2018年よりBCI認証を受けた”ベターコットン”を使用しており、2021年までには使用する全てのコットンが”ベターコットン”又はGOTS******認証を受けたオーガニックコットンになります。